保護者からいただいた便りです
 
 LS-CC松葉杖訓練法を体験された子どもの保護者から届いた便りを紹介します。
 これからも届く便りを追加して載せていきます。
 参考にしたり、どんな訓練法なのか知るのに使って欲しいです。

 
 胎児検診で「双胎間輸血症候群」と説明があり、一人の息子が脳性麻痺となったのです。
 「双胎間輸血症候群」の双生児で、同性の双生児の方が治療結果が良い事は体験で知っていました。
 しかしこの子どもが、どこまで改善できるのかは疑問が残り、これまでの変化は親子しての努力の結果と思るのです。
 この子どもの発達経過の一部は、 〝ケース2 弘樹君〟 に記してあります。
 
 「この子をどうにかして欲しいです」と訓練会に加入された時に言われていたお母さん、あれから何年が経過したのだろうか?
 最近の息子の様子を便りで伝えて下さいました。
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 コロナ禍でなかなか遠出もできずにいる生活ですが、せめて旅行気分だけでも...と県内のそれも2つ隣の焼津市にある温泉旅館に、ゴートゥートラベルが使えないのを承知の上で、成人の日の連休を利用して家族で泊まりに行ってきました。
 その時の様子をお伝えします。
 慣れないベッドで寝付きが悪かった息子でした。夜中3時に起こされ、「喉乾いた・トイレに行きたい」と言って来ました。
 でも...全部息子自身でしました! 私、何も手伝いしませんでした! 40分程、息子の動画を撮っていました。
↓ まず、ベッドから自分で降り、近くにある車椅子に床からつかまり立ちをして乗りました。
↓ 室内のトイレまで車椅子を漕ぎ、トイレの前に来ました。
↓ 電灯スイッチを入れ、手前に引くドアを開けました。
↓ そこには段差があったのでそこで車椅子を降りようと壁やドアにつかまりながら、前屈みで降りユニットバス内にあるトイレまで四つ這いで近づきました。
↓ 洗面台に立ち上がり、ズボンと下着を下ろし、回転して洋式トイレの便座に腰を下ろしました。
↓ 用が済むとトイレットペーパーを苦戦しながら切り、使用していました。
↓ 洗面台を利用してまた立ち上がり、そこで下着とズボンを上げました。
↓ それから、膝をつき四つ這いで水を流すボタン押しに行きました。
↓ 再び洗面台に立ち上がり、腕をまくりポンプ石鹸をプッシュして手を擦り合わせ、洗い流しペーパータオルで手を拭いていました。
↓ ペーパータオルはきちんとゴミ箱にに捨ててから、膝をついて四つ這いで車椅子まで戻り身体を回転させて乗りました。あまり意味のない物ですが、マジックテープの胸ベルトを付けていました。
↓ 改めてドアを閉め電灯を消して、ベッドまで漕いで戻り、机にあったペットボトルのお茶のキャップを開け喉を潤し、蓋を閉め直していました!!
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 この一連を夜中に見た私は、まぁビックリしました!!! こんなに自立できるようになっていたとは...。
 確かに自宅のお風呂の高さは42センチ程ありますが、跨ぐ事が少しづつできるようになって来ています。背中は洗えませんが頭や身体を自分で洗っています。椅子は特別なイスではなく家族と同じ背もたれのない物を使っています。
 知的にも精神面も伸びています。
 2020年の10月には文章デザイン検定4級に合格しました。
 2019年10月の表計算4級合格に引き続きの2回目となります。
 今はパワーポイント検定に向けて準備をしています。
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※※ 東京から少し離れた地域に住まわれているこの子と家族、親子と家族しての努力によってこれまで機能が伸びてきています! 子どもを励まし、くじけるのを助け、間違いは正し、いろんな苦労を乗り越えてきた結果です。
 四つ這いで移動していたようですが、できるならば伝い歩きで移動して欲しかったです。その様にできるようになるように今後も努力して欲しいです。身体が大きくなる事で、伝い歩きが可能となるのか? 更に難しくなるのかが、今後の努力に関わるのでは…。

  
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 制作:LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美